文庫サイズ/96P/カバー付/短編集 恐怖画家ギュリガラ、戦争画家アントベー、死体画家パトエーニ、そして天才画家ヴューネルデンの物語。 『叫ぶ男』 売れない画家ギュリガラは、ある日叫ぶ男の夢を見た。叫ぶ男を再現すべく選んだ手段は少年を叫ばせることだった。 『太陽の啓示』 巨兵隊のアントベーは戦場で頭に怪我を負う。昏睡状態から目覚めた彼は唐突に絵を描かなければならない衝動に駆られた。 『影の葬列』 生まれつき誰にも何にも共感できない天才少年画家パトエーニは精神病院で同じ感覚を持つ男、ベリュに出会った。 一編で独立してお読みいただけますが、繋がっています。 『帝立オペレッタ』『新・忘却の英雄』と同じ世界の話です。 全体的に世界観は不穏です。ご注意ください。