概要
宗教と家族に翻弄されながら生きて来た少年は、ウサギ殺しのお姉さんに連れられ神様と出会う。
神様の実在により崩れる価値観。大人になって気が付く退屈な日常。
常識と衝動の狭間で幸せとは何かを考え、大人になりきれないまま大人になっていく少年の半生を書く。
※非倫理的でグロテスクな内容を含みます。
「嫌いなものが溢れている。表層を撫でる無思考な道徳と、自分自身を人質にされて回っている社会。そして、そういった文言の陳腐さが知れ渡ったインターネット後の終末論。考えている奴は不幸になる。それでも、自分を信じている。」