【電子版】空色の季節
- Digital700 JPY

本作は、2022年11月20日開催の「文学フリマ東京35」にて出展された作品になります。 詳細は下記URLをご参照ください。 https://note.com/kaori162/n/n3b4172eefa13 夏・秋・冬の3つの季節をイメージした短編3本を収録。思春期から青年期にかけての男女3人の複雑な心情を繊細な筆致で描いた物語集。
各話あらすじ
【クジラとぼくと】 あの日見たクジラを今でも忘れずにいる……。 東京のはるか南、とある島で暮らす少年は岬でクジラと出会う。祖父から貰った不思議な呼笛のおかげだ。何度もクジラに出会う内に少年は不思議な体験をするが、そんな日々はある日突然を終わりを迎える……。––––かつての少年時代と取り戻せない思い出をめぐる物語 【セキレイ】 かつて愛を知ったはずの男と、未だ愛を知らぬ女がふとしたきっかけで巡り合う。大学入学を機に変わろうとする2人は徐々にお互いに惹かれていく。––––愛を知ろうとする2人の不器用な物語。 【白い音】 高校生の「わたし」は無理やり合唱コンの伴奏役を任される。音楽が嫌いなはずの「わたし」が練習を続けられるのは、「彼女」のおかげだ……。––––ふれたら雪のように溶けて消えてしまいそうな、そんな思いを抱えた少女の切ない物語