だけど、この人にアイドルは無理だろうね。決定的に愛想がない。というか、そういうふうに言われ慣れてうんざりしているのが透けて見える。 ――目の下に隈が無くって良かった。 ――ちゃんと栄養とってるのかな。 　ふと浮かんだ感想に首をひねっている間に次の方、と呼ばれてわたしは慌てて本を差し出した。 ―――「サイン会」より ◇◆◇◆◇ こんにちわもしくはこんばんわ、つしまのらねこです こちらはPixivに掲載した「作家フェルディナンドと図書館司書希望の学生ローゼマイン」という設定の本好き現パロ話　君のための物語　の紙本になります Pixiv掲載分を縦書きにするにあたり多少の修正はしていますが内容はほぼ同じです Pixiv掲載分を消す予定は特にないので紙で自宅に置きたい方向けになります 3500文字弱の短い書き下ろし後日談「言わず語らず」を収録しました 物語本編の２年くらい後の二人のお話です こちらは紙の本を手にしてくださった方への御礼とでもいいましょうか、Pixivに再録する予定はありません ※なお小見出しをつけるにあたり分量調整のため君のための物語を「望み」「君のための物語」に分割しています 君のための物語 文庫サイズ76ページ（厚み五ミリほど） 小見出し ◯サイン会 ◯手紙 ◯手繰る糸 ◯望み ◯君のための物語 ◯言わず語らず（書き下ろし） 発送はつしまのらねこの手作業になりますのでご希望があればご注文と同時にメッセージにてお知らせください （以前サインがほしいという奇特な方がおられましたので……サインと落書き程度なら応じられると思われます） （応じられないご要望はお断りするかもしれません、ごめんなさい） 万が一ディッターになった場合は増刷します 転売・無断転載は厳禁ですのでご了承くださいませ