【概要】 『コンクルージョン』は３人専用のトリックテイキングゲームです。 ゲームはラウンドで管理され、誰かが規定の得点を得るまでこれを繰り返します。 １ラウンドでは必ず１３回のトリックが行われます。 プレイヤーが最も効率よく点数を得る方法は「他の誰かとトリック数を揃えること」です！ ここで勝利するためには重要となる要素をふたつ紹介します。 １つは「交渉」 プレイヤーはゲーム中いかなるタイミングでも「交渉」が許されています。 他人とトリック数を揃えるためには誰かと協力するのが手っ取り早いでしょう。 「交渉」によってプレイヤーは「手札が強い・弱い」「この色でリードして欲しい」などといったことを他人に伝えることが出来ます。しかし手札の公開や交換は出来ず、また嘘をついても構いません。他人を信用しすぎても危ない目に陥るかもしれません…… そしてもう１つの要素は「ＮＰＣ」 いずれかのプレイヤーが３回トリックに勝利すると、ゲームに「NPC」が参戦してきます。 この「NPC」はプレイヤーの一人として扱い、こことトリックを揃えることでも点数を獲得できます。 そして「NPC」が出すカードをコントロール出来るのは初めに３回トリックに勝利したプレイヤーです。 ゲームの序盤、プレイヤーは勝ちを重ねて「NPC」を操るか、少ない勝利数で様子を見るのかの選択に悩まされることになるでしょう。 【おすすめポイント】 『コンクルージョン』はシビアなトリックテイキングゲームです。 マストフォロー切り札無しというルールに加えて、特殊札といったものも存在しません。 またスートも３種類で１つのスートが１～１６と長いので、場当たり的にプレイしては点数を得ることは出来ません。 求められるのは長期的視点と戦略、そして交渉力です。 決して派手なゲームではありませんが、じっくり考えたいという方にはおすすめです。 そして『コンクルージョン』はトランプで遊べる『コルージョン』というトリテがベースになっています。 こちらは元々４人専用であり、ゲームにも様々な違いはありますが、ベースとなる得点方式と交渉という要素はかなりそのまま『コンクルージョン』に引き継がれております。『コンクルージョン』を遊んだ後に『コルージョン』と比べて、どの部分が変わったのかを比べてみるのも面白いかもしれません。 また『コルージョン』はとても面白いゲームなので（僕も大好きです）、『コンクルージョン』が気に入ってくれた方は遊んでみることをおすすめします。