知られざる日本遺産 日本統治時代のサハリン廃墟巡礼
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八画文化会館叢書vol.03 知られざる日本遺産 日本統治時代のサハリン廃墟巡礼 八画出版部 2015年発行 A5 36ページ オールカラー 崩れ落ちそうなコンクリート造りの工場。機械が勝手に持っていかれガランとした工場内部、銀行が美術館へと転用されて今も使われている建物。金髪碧眼の現地人が下をくぐっている奇妙な石の鳥居。そこには想像以上に壮大な光景が眠っていた。 終戦、ソ連の占領と崩壊。どんな歴史の荒波も耐え忍んだ、「兵どもが夢の跡」が。ソ連に接収されたものの、新しい技術のための投資がされず、時が流れ技術は陳腐化する。崩壊後の市場経済においつけなくなり、工場は閉鎖され放置、そして廃墟となる。日本に忘れられ、ロシアにも見放された建物。 樺太南部の日本統治時代は日本敗戦まで40年続き、さらにそれから戦後70年が経過した。しかし日本当時時代の遺物は、大日本帝国というものが書物だけではなく、リアルに存在したという実感だ。かつての日本の夢がこの地に存在した証を記録に残すことで、少しでも多くの方に、日本とサハリン(樺太)の過去を感じていただけたら幸いである。 ■CONTENTS 01…王子製紙恵須取工場 02…王子製紙知取工場 03…王子製紙敷香工場 04…王子製紙真岡工場 05…王子製紙落合工場 06…王子製紙豊原工場 07…王子製紙大泊工場 サハリンに残る日本を訪ねて 旅の記録 近くて遠いサハリンへ 解説 西牟田靖