絵の内容について

架空の、絵画で有名な題材、を再現しました。 ーーーー　ーーーー　ーーーー 兵卒アドラーが戦地で見たという白昼夢です。 『死の天使が赤い嬰児の骸(むくろ)を抱いていたのを見て、 自陣の軍旗が赤、敵陣の軍旗が青だったことから これを敗戦の告知と考えたアドラーは上官に具申。 しかし戦いに怯えた下級兵の妄言とされ自軍はそのまま進行し その日の夕暮れに大敗を喫し自領の降伏に繋がりました』 後世において、この逸話は １、兵卒アドラーを指した上で 「戦況を変えるという大義と試練(一兵卒が上官に意見するだけでなく、夢を信じてもらおうとする艱難)をアドラーが果たせなかったがために敗北に至ったとし 『彼は天の啓示(期待)に応えなかった』とするもの。 ２、兵卒アドラー以外を指した上で 「一兵卒であるアドラーを、あるいは彼の発言を軽んじ受け入れなかったため敗北に至ったとし 『我々は天の啓示(警告)に応えなかった』とするもの。 の２種類の見方があります。 アドラーを愚かと見ても、アドラー以外の人々(我々)を愚かと見ても、いずれの見方だとしても 『些細なところにも神の導きはあり、それに気づき選び取れば救われるが、気づかず無視し神の期待を裏切れば滅びの道を辿る』という教訓として人気がある題材です。 ーーーー　ーーーー　ーーーー という一次創作です。