300年ぶりの上演 能『鼓の瀧』 神戸三田ゆかりの幻の能 記念限定A4クリアファイル
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能《鼓の瀧》は、夜桜の中に瀧祭ノ神が現れる、摂津国有馬郡(現・兵庫県神戸三田地域)を舞台とした幻の能です。その能が、令和4年(2022年)11月に、ゆかりの兵庫県三田市にて約300年ぶりに復活上演された際に、記念として作成されたクリアファイルです。 様々な和歌や漢詩が踏まえられた美しい言葉と音楽で、世を寿ぐ祝言能です。能楽の大成者・世阿弥の芸談『申楽談儀』にも記される由緒ある能ですが、戦国時代を最後に上演の記録が途絶えてしまいます。例外的に江戸時代の正徳年間に数回の上演が確認できますが、再び退転しました。それから約300年の時を経て、令和4年(2022年)、ゆかりの神戸三田で約300年ぶりの復活上演を行いました。 鼓の瀧に関する和歌は、まず平安時代の『拾遺和歌集』に現れ、室町時代にはその和歌を元にこの能《鼓の瀧》が作られました。江戸時代に入ると、能を踏まえた狂歌が詠まれたり、鼓と瀧の柄が吉祥文様として着物などに描かれるようになります。さらに西行法師の物語と組み合わされて、仏教の唱道や講談・落語となり、現代にも生き続けています。 形は変化しながらも受け継がれていく。それこそが文化の力でしょう。今回復活した《鼓の瀧》は今回だけの上演ではなく、この地域ゆかりの能として、より親しみやすい形で伝えていこうと考えています。
能《鼓の瀧》あらすじ
京都から花に惹かれて迷い込んだ臣下は、土地の老人と若者に、鼓の山(有馬山)と鼓の瀧を案内されます。そして、土地ゆかりの和歌について話し、月光に照らされる夜桜を共に楽しみます。やがて老人は、実は鼓の瀧に祀られた瀧祭ノ神であることを明かし、舞楽を奏して臣下たちをもてなし、この世を祝福するのでした。