「ぜんぶを道連れに、誰よりも生き抜いてやる」 ――画家・多賀朝湖（たが ちょうこ）が出向いた水無瀬（みなせ）家の屋敷。 その一室に閉じこもるように、あるいは閉じこめられるように、常磐（ときわ）は暮らしていた。 口八丁手八丁の朝湖とは対照的に、物静かで内気な彼女だが、その精神は誰よりも高潔だった。 夢見心地な言葉つき、浮動的な仕草、傷つきやすい体のつくり……常磐を構成するひとつひとつに朝湖は目をとめた。 あれは十七年前。 一人の男の生涯を貫くこととなった、愛と覚悟の物語。 【商品仕様】 ・短編漫画集 ・A5冊子 ・50ページ ・背幅5mm ・本文モノクロ ☆ 本体価格+送料を頂戴します。 【関連作品】 『蕉門組：残菊篇 キャラクターガイドブック みちのしをり』 https://voice-of-iolite.booth.pm/items/4236894 【ご感想をお寄せください】 https://forms.gle/BpeZWQeH5AwY8t4Y6