エッセイ集「おさないてがみ」
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※Kindle版はこちら→ https://amzn.asia/d/eGwuQrD 【本の概要】 1992年、インターネット黎明期生まれの著者が綴る思い出エッセイ。 懐かしい気分に浸りたい人、00年代インターネットや技術の変遷に興味がある方は楽しく読んでいただけるかと思います。 一章あたり1,000〜2,000文字のライトな内容です。 【Contents】 まえがき/筆箱ちょうだい事件/教室にいたペンギンの謎/写真とメモリーカード/マグネット/ハーボット/他人の読書感想文/瓦礫になった家/付録 大人になるまでの年表♪/あとがき 【まえがきより】 時間経過と共に、忘れていくのをただ待っている思い出があると感じる。それは、記憶力だけの問題ではないように思う。思い出として今は頭に残っていても、《記録》と《保存》が成されないまま時が経てば、忘れ待ちの思い出となり、いずれはほとんど削除されてしまうのではないだろうか。 思い出にとってテキストと写真(できればその両方)は貴重なリソース=《記録》であろう。歴史と言われるものが、現代にも残り続けるのは《記録》があり、それらを《保存》しているからではないか。当たり前のことかもしれないが、私が実感を伴って気づいた(ように感じた)のは最近のことだった。自身の未熟さを鑑みれば、まだまだ理解には程遠いだろうが、仮説もまた《記録》によって顧みるしかない。 脳内の棚卸しをしたとき《記録》か《保存》に問題があって、忘れ待ちの思い出になってしまうのだろうと予感したものがあった。そのなかから、いくつか取り上げ、ここに《保存》できたらいいなと思う。 二〇二四年 八月 ナカムラ メリ
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