小寺鳩甫「家庭漫画 ターチャン [復刻版]」
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本作「家庭漫画 ターちゃん」は戦前に『週刊朝日』にて連載された6コマ漫画で、ターちゃんという小学生低学年の男の子を主人公に、その家族の日常生活を描いた作品です。 作者の小寺鳩甫(こてら・きうゅほ)は、戦前から戦後にかけて関西圏で活躍していた漫画家で、『大阪パック』の主筆を務め、酒井七馬の師匠としても知られる人物です。 「ターちゃん」の連載期間は昭和3年から15年までと、約11年2カ月にも及び、不定期掲載ではありましたが、総エピソード数は500話を超え、鳩甫の代表作でもあります。この復刻では、その中から編者が原画を入手した111話分のエピソードを収録しました。100話分以上はこれまで本などの形で、まとめられたことは無いエピソードになっています。 エピソードとしては昭和8年~12年のエピソードをメインに収録していて、この時期は鳩甫が作家としても最も活躍していた最盛期でもあり、その冴えわたった筆致を堪能いただけるかと思います。 この作品が執筆されたころの大阪は、工業が栄え、東京をも凌駕する人口が集まる、「大大阪」と呼ばれた時代であり、文化も大きく花開いた頃でもありました。本書の端々にも当時のモダンな文化と、中産階級の豊かな暮らしが描き込まれており、文化・風俗資料としても楽しめるのではないかと思います。 著者:小寺鳩甫 解説:鈴木勇一郎、新美ぬゑ 出版社:夜鳥文庫 装丁:B5判、無線綴じ、130ページ、白黒 ※111話分を収録、解説及び、『週刊朝日』掲載の全エピソードのリスト収録 ISBN:978-4-9913348-3-2 本体1,500円+梱包・送料250円=1750円