──代わりにアタシが、殺す目をしてあげるのだ。
顔をしゃんと上げて。
それがアタシの仕事のしかた。アタシはアタシじゃない誰かの、昨日殺した女子高生の殺意を借りて、今日の標的を殺すため向かっていく。
*
殺し屋のなまえはミーコ。"ママ"から受けた仕事をこなし、謎の中学生"のん"の待つアパートへ帰る日々。夜のファミレスで、七夕の短冊の下で、パーティ会場のトイレで、ミーコは、幸せについて考える。幸福について、殺し屋が最後にたどり着く答えとは。
私による初の個人誌。
A6(文庫サイズ)/74p/800円
試し読み→https://note.com/_watasine/n/n3ef81a377ab6