荒神の龍
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文学フリマ東京39 初出店作品。 龍と人とのかかわりが消えた世界。 信頼関係を取り戻そうとする、コタ村の武家の若い三兄弟の話。
あらすじ
『世界の創成には龍がいた。今はもう、誰も龍を知らない』 日照りが続いて長い。天災の兆しで、「荒神の龍が復活する」とささやかれている。コタ村にある水の祠が災いを退けるらしい。 武家の三兄弟の末弟ノベルは、蔵で見つけた錆びた短剣と丸い石を携え、夢で見た光景を頼りに祠を捜す。 異変は既に、村の中に及んでいた。村の結界の内部に、侵入者を発見する。そこは末弟が調査に出かけている山のあたりだった。 長兄と次兄は、末弟を追って山へ向かう。 今はない龍と人との信頼。 旅に出たまま、帰ってこない両親。 はるか昔の龍と人との決裂を、三兄弟は取り戻すことができるか。
書誌情報
初版:令和6年12月1日 発行者:Spirits-grassfield A5判・2段組・60ページ