『それでも明日はやってくる』138P
地下生活者の魔の手を退けてから幾月が経ち、アビドス廃校対策委員会の五人は借金をコツコツと返済しつつも笑い合って過ごしていた。ある日、より高効率の返済金の収集方法はないかと求人を探していると、ミレニアムのとある企業からく過去を追体験できるという新型マシン『レミニセンス」のモニター募集を目にする。その謝礼金はなんと1,000万円とかなりの高額であり、対策委員会の五人は当然応募をかけた。……とはいえ、その金額から応募倍率の高さは火を見るよりも明らかであり、ほとんど宝くじ気分であった。
しかし一週間後、ホシノのスマホにまさかの当選の連絡が来て……?