どちらかが長年の片思いをしている話を２つ掲載した同人誌です。サンプルはこちらhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24297390 ①が攻めの執着爽やか片思い、②は受けの片思いです。 ①９年前の約束１秒も忘れたことありませんから 幼馴染年下高校生攻め×社畜おとなしめ受け （ストーリー） 社畜生活の末、体を壊し、地元に帰ってきた航（わたる）。しかし息を吐く暇もなくその翌日、幼馴染であり六歳年下の尚（なお）からまさかのプロポーズを受けてしまう。 「——９年前の約束、１秒も忘れたことない」 「——好きです、航くん」 「——俺を選んで」 そんな目で見たことはないどころか、９年前の約束など覚えていない。年下の幼馴染からの告白に戸惑う航だが、更なる困惑を助長するのは彼の体躯だった。尚は、航好みの圧倒的筋肉質な体型に仕上がっていたのだ。焦る航だが、尚は怯むことなく筋肉とその顔面力で航に迫っていく。果たして航に、筋肉から逃げる力は残っているのか——……。 ②伊波くんの名前は何百年経っても呼べない 地味風装った無気力ノンケ元ヤン攻め×報われない片思いを消し去ろうと頑張る健気受け （ストーリー） 校内でも人気な美和暖（みわだん）はゲイで、中学時代から伊波深晴（いなみみはる）に恋をしている。 しかし美和と違って伊波は異性愛者で、去る者追わず来るもの拒まずの性格だ。くるくる彼女を変える様を一番近い場所で見ているしかない高校時代は、美和にとって耐え難いものでもあった。 伊波への恋情を消して純粋な親友でいるために、高校卒業後、美和は伊波と距離を置くことにする。そうして誰にも告げずに東京へ来て二年が経った美和は、二十歳の記念に向かったゲイバーで『新しい恋』の相手を探した。 そうして出会った自分に好意を寄せてくれる男性と食事に出かけた美和。だが彼が連れてきた友人は、消し去ろうとした初恋そのものだった。 「——美和くん？」 美和が彼氏を作ろうとしている事実を知った伊波は言った。 「…それアリなの？」