キース・ロバーツひみつぶっく
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「イギリスSF最後の大物作家」と言われつつ、代表作『パヴァーヌ』(ちくま文庫)以外は紹介の進んでいなかったキース・ロバーツ。 その長編『モリー・ゼロ』を翻訳する過程、翻訳したあとの調査でわかったことをまとめてみた一冊。 ファンジン版『モリー・ゼロ』のあとがきや、その後のネット媒体(シミルボン、note)にぽつぽつ書いてきたものを、再構成。 (B5版・本文28ページ・表紙および本文フルカラー) <内容紹介> 「地図にない町」 サンリオSF文庫、扶桑社、ちくま文庫と3回出版された『パヴァーヌ』の改訳、注釈などの変遷を紹介。 「二人称SFのひみつ」 ファンジン版『モリー・ゼロ』あとがきでも論じた二人称の効果について、改めてひとつの評論として、考察に必要なジョー・ウォルトン氏の書評も含めて再構成。 テッド・チャン「あなたの人生の物語」に匹敵する二人称の効果とは? 「ロバーツが愛した児童文学」 キース・ロバーツという作家のルーツにあると思われる英国児童文学の系譜。 「香りの本棚」 2023年に解散した学術系出版社、フレグランスジャーナル社の雑誌「アロマリサーチ」のリレー書評コラムに寄稿した内容を再録。『モリー・ゼロ』翻訳をきっかけに読んだラドヤード・キプリング『プークが丘の妖精パック』などを紹介。