本アイテムに関するエピソードはこちら→ 　https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24873888 　綺麗な薔薇には棘がある、という言葉があったことを思い出した。 　この宝石の輝かしい光の正体は、いとも容易く生命を殺す腐毒なのだと。そんな代物がこのような美しさを持っていることにも驚いたが、何よりも信じ難いのは、これに価値を見出して商品にしようと最初に考えた人間がいるということだ。 　人間の欲望というものには、本当に底がない。そのことを改めて思い知らされた気がする。 　今はまだ、この宝石の製法が明確になっていないからこそこの程度で済んでいるが── 　仮に製法が確立されたとしたら、これを手に入れたいがために進んで『精製所』を作ろうと考える輩が現れるかもしれない。 　そうなってしまったとしたら──今度こそその土地は、何者も存在することができない、完全なる死の大地へと成り果ててしまうだろう。 　　　　　　◇　◇　◇ 　ウランガラスを使用したイヤリングです。こちらは両耳用のお値段となります。 　日光を当てると、青い石とティアドロップが鮮やかに輝きます。ブラックライトの光でも同様の反応を示すので、お好みの方法で石の色彩の変化をお楽しみ下さい。 　やや入手難度が高い素材のため、再生産が難しいアイテムです。完売の際は悪しからず御了承下さい。 　本アイテムはクリックポストでのお届けとなります。