ミステリー小説「残夢」
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ミステリー小説『残夢』
容疑者の言葉が謎を呼び、現在と過去が複雑に絡み合う ノンストップ警察ミステリー
【概要】 A6 文庫本サイズ 全276頁 カラーカバー 帯付 note創作大賞2024中間選考突破作品を大幅に改稿 解説 吉穂みらい(神田神保町共同書店PASSAGE店主) 【あらすじ】 「逢いたくて、あなたに」 傷害容疑で逮捕された女は、所轄の刑事 堂森建佑にそう供述した。この女が連続通り魔事件の犯人 “トレンチコートの女” なのか。所轄署の面々や離婚した妻との価値観の違い、過去の不可解なセミナーや苦い記憶に翻弄される堂森。彼は果たして事件の真相に近づけるのか。 いま日本で何が起きているのか。リアルな日常と闇を描く、社会派警察ミステリー。 【読者の感想】 ●この物語が緻密に設計されていることがよくわかるくらい、様々な伏線が張り巡らされている。この先どうなるんだろう、そんな思いすら嘲笑うかのような展開が目の前で繰り広げられる。現実社会ではなく、小説でほんとうによかった。 ●骨太な文章に繊細な描写、男性目線の文章で始まりつつも、女性目線を忘れない豆島さん ●物語は常に、「堂森の偏った正義」「近堂の薄気味の悪さ」「薫子の異常なこだわり」「小学校に漂う微妙な空気」「警察を包む不条理」などの絶妙な雰囲気に包まれ、読者をミスリードへと誘います。悲惨な事件や社会への不満の出所、真実をやんわりと隠しながら主人公をじわじわと追い詰める構成は、読む人を恐怖へと誘うかもしれません。 ●各々の生きてきた人生や今現在の環境によって「刺さる部分」がかなり違う気がします。それはそのまま、その読者の(自分も含めて)心の闇の部分と言えるのかもしれません。