いつかのひらつか
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A5・50ページ ------ 社会人1年目の彼と、実家暮らしの私。 神奈川県・平塚という町で過ごした"半同棲"の日々を、笑いと涙と気づきとともに綴った7つのエッセイ。 海、雨漏り、金魚すくい、そしてコロナ……。 なんでもないけど、確かに大切だった「いつか」を思い出す、ちょっとだけ甘くてしょっぱい記録。 ------ 【目次】 1.「ひらつか」ってどこ? 彼の配属先になった“平塚”という町。地図もピンとこないその場所で、彼と暮らすということに向き合い始める。 2.喧嘩中、雨漏りした話 雨の日に喧嘩して、照明から雨漏りして、笑っちゃうくらい家が壊れていく。機嫌の悪い天気と私たちの仲、バケツで受け止めたのは水だけじゃなかった。 3.海で狙われるドーナツ ふらっと出かけた先で見つけた、私だけの海。ドーナツとトンビと、波音と。やっぱり、誰かと見る海の記憶はちょっと特別になる。 4.最高の美容師さんを見つけた日 渋谷じゃなくても、おしゃれはできる。金髪の私のわがままを、笑って受け止めてくれた、あの美容師さんとの話。 5.七夕、願いごとはまだ内緒 一年でいちばん町がカラフルに染まる3日間。平塚の七夕祭りで人生初の金魚すくいと、彼と歩いた帰り道のこと。 6.熱海で花火が落ちてきた 電車で1時間の距離に、花火も温泉もプリンも詰めこんだ完璧な休日があった。帰り道の疲れすら、嬉しい思い出。 7.コロナで迎えた記念日 熱が出た彼、看病した私。そして交代で倒れて、支え合った1週間。りんごのウサギさんが、そっと教えてくれた“これから”のこと。