うたうふね《愛か詩か》
Physical (worldwide shipping)
- Ships within 7 daysPhysical (direct)980 JPY
Physical (ship to Japan)
- Ships within 7 daysPhysical (direct)980 JPY

佐々木敦が主任講師を務める「ことばの学校」の修了生有志でつくる、言葉の共同性をテーマとし、言語表現の新しい在り方を試みる文芸誌です。他者との遭遇・交流・触発の中で生まれる言葉の運動を、小説や批評や詩歌などを通して表現していきます。 『〈ひとり〉で書くことが当たり前のように思われる執筆を「共同」で行なってみたらどうだろうか』という問いから始まった創刊号の〈ことばの共同制作〉、それに続く1号の〈妊娠〉、そしてタイトルを「うたうふね」に改めた《愛か詩か》。 「伝わる・伝わらない」をめぐって、詩人の吉野弘さんによる言葉が持つ特性の説明を手掛かりに考えるところから始まった《愛か詩か》。ふだんは創作や批評を書く8人が、伝える姿勢により自覚的に向き合う試みの一環として、詩作に取り組みました。 愛は、伝えたいと願う心。詩は、伝えたいものを彫りだす姿。まずは日常の出来事から詩をつむぎ、集まった他者の詩に着想してさらなる詩作へ挑む。この2段階で臨んだ、詩の誕生と愛の実践を記録した一冊です。 愛や作品タイトルの不在といった、今回の取り組みに関連したコラム4本を併載しています。 巻頭言 執筆者 今津祥 草村多摩 近藤真理子 小路口忍 たまりなおこ 常森祐介 土岐小映 坂野明 (詩作品は23本掲載) コラム 「木と石と雲と鼠」 坂野明 46 「名前を付ける前に」 今津祥 48 「娘が、ふいに」 常森祐介 50 「愛か詩か」 土岐小映 52 編集後記 53ページ/送料180円込み ゆうメールで発送します