現代語訳 鎌倉大草紙・永享記 〜 関東の室町時代の物語
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関東の室町時代の出来事が記されている『鎌倉大草紙』と『永享記』の現代語訳です。 室町時代の関東では、足利基氏(足利尊氏の子)の子孫が鎌倉に住み、関東の統治を幕府から任されていました。その統治機関は鎌倉府と呼ばれています。しかし、鎌倉府による統治体制は徐々に崩壊していきます。鎌倉大草紙と永享記は、そのような鎌倉府の崩壊の過程を記した軍記物語です。 記述は淡々としていますが、登場人物たちはそれぞれに激しい行動をとって悲劇に向けて突き進んで行くので、淡々とさまざまな悲劇が繰り広げられていきます。 関東の戦国時代の前史が描かれた軍記物であり、滝沢馬琴の南総里見八犬伝がこれらの軍記物を元ネタに使っているので、八犬伝に出てくる扇谷(おおぎがやつ)定正(定政)や里見義実も登場します。また、太田道灌が登場して、江戸城や川越城を築城したりもしています。 (B6、並製。204ページ)