初期の活版印刷機・活版
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スイス「Basel Papermill(バーゼル水車)」という印刷博物館にあった初期の活版印刷機と活字棚、活版を作る金型をひとまとめでモデリングしました。 活版印刷機は作業ステップそれぞれを別モデルとし、順に並べています。 活版も父型(punch)→母型(matrix)→活版という流れをモデルを並べて説明しています。 それぞれ必要な部分のモデルをご利用ください。 ■活版印刷機 ・一番棚に近い位置のモデルは参照用です ・天板を開く(開いた位置で止められるよう、天井に金具等を用意していたようです) ・紙を設置する(実際はズレないよう、ピン止めを行っていたそうです) ・インクを付ける(叩いてインクを付けるので、作業者は "beater" と呼ばれました) ・紙を印刷面に乗せる ・紙をプレス部分までスライドする ・プレスする 一度にプレスできるのは1p分です。印刷は見開きで行いますが、プレスは紙1枚につき2回行う必要がありました。 ■活字棚(case) ■活字 ※作業の流れ ・父型(反転した印字) ・母型(銅の地金) ・母型(転写した状態。読める方向に転写) ・L字型ブロック(mould)に母型を差し込む ・mouldを組み立てる ・mouldを反転する ・合金を流し込む ・型を分解する ・できた活字のバリを取り、サイズを整える ■sewing tool(製本台) 製本のため、本の背に「背バンド」と言われる支持体を縫い付けるための道具です。 この作業は専門の「製本工」が行いました。 背バンドの材質は時期・地域により異なりますが、ここでは糸をイメージしてモデリングしています。(高級なものでは革を使うものもありました)
データ形式について
【作成環境】 blender 4.0.2 【同梱データ】 obj形式 fbx形式 ※fbx形式で使用するテクスチャはtexture.zipに圧縮しています
クリスタユーザ
fbx形式モデルは3Dデータとしてクリスタで取り込み可能です。 また、クリスタ上ではマテリアルが正しく表示されない場合があるため、クリスタ用モデルにおいてはマテリアルを削除しています。 実際に取り込み可能かは無料モデルで動作確認の上で購入ください。 購入後の返品はお受けできかねます。
使用許諾について
本データは商用・非商用に限らず使用可能です。(R-18等を含む) また使用に際し、データ改編も自由に行って構いません。 ただし、データをそのままの状態で販売(転売)することは禁じます。 使用に際しクレジット表記は不要です。 もし記載いただける場合は、「ろい」または「Roy Nambu」として記載ください。
更新履歴
2025/05/25 初版 2025/03/31 製本台の追加