ZINE『好短理目――好きな短編小説のタイトルを並べて、理想のアンソロジーの目次を作る。』
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【概要】 書名:好短理目――好きな短編小説のタイトルを並べて、理想のアンソロジーの目次を作る。 初版発行:2025年5月1日 執筆・写真:山下真冬 ページ数:10ページ A5サイズ/本文モノクロ/無線綴じ冊子 【内容】 noteで過去に公開していた偏愛と妄想をZINEにしました。 (現在は該当の記事は有料公開となります) 以下の文章は「はじめに」からの引用です。 ---------- 唐突ですが、フランツ・カフカの短編集を全部で3冊持っています。 ・岩波文庫『カフカ短編集』(最初に買った一冊) ・国書刊行会『禿鷹』(装幀が最高にカッコよくて、古書で探して購入) ・理論社『雑種』(ヨシタケシンスケさんの絵と、カフカ作品の世界観のバランスが素敵) これ、収録作がちょっとずつ違ってまして。 全体だと国書刊行会から発売されている『禿鷹』が一番好きだけど、でもこの本にはカフカの短編で一番好きな『掟の門』が入ってないんだよな~~~なんて事を考えた時。 じゃあ私が選ぶなら収録作どうする? という妄想のネタを思いついたわけです。 その流れで、岸本佐知子さん編訳の海外作家アンソロジー『居心地の悪い部屋』(河出文庫)の存在を思い出し。 (うっすら不安な気持ちになる小説を集めた、とのこと。大好きな一冊です) 岸本さんが選んだ一冊のように。 ひとりの作家に限らず、ただただ自分が好きな短編小説を並べた、理想のアンソロジーの収録作を考えるなら? と思い立って「自室の本棚にある本から選ぶ」という縛りで選り抜き、メモをとり、読後感や通して読んだ流れなども考慮して。 「理想の短編小説アンソロジーの目次」を、国内作家編と海外作家編として、それぞれ真剣に考えてみました。 最初はもう少し数が多かったんですが『居心地の悪い部屋』に倣って全12作品に絞った結果。 国内作家と海外作家、それぞれ12作ずつへと落ち着いた次第。 現時点でのオールタイムベストと呼べる、短編小説24作品。 興味を持っていただけたら、ぜひ実際に読んでみてください。 あるいはお読みいただいた方が、それぞれ自分なりに自分だけの「理想の目次」を考えてみるのも一興かと。 あなたの読書のきっかけになれたら、とても嬉しいです。