DX3【Sun And Calamity】
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―――――――――――――――― ダブルクロス The 3rd Edition 【Sun And Calamity】 (略称:SAC) ▼収容内容 ・本文PDF(約66,000字/104ページ) ・本文Word ・各リバースハンドアウトPDF ・NPC画像 ―――――――――――――――― ※ 本作は、「矢野俊策」「有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。(C)矢野俊策/F.E.A.R.
▼注意事項
このシナリオはフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。 本シナリオは児童への虐待行為、人体実験、主要なNPCの死亡、PCの暴走、大量殺人等、非人道的行為や残酷な描写・過激な描写を多分に含みます。 上記の様な描写が苦手な方はプレイをお控えいただくようお願い致します。 また本シナリオは基本的に一緒に遊び慣れた気心の知れた相手とプレイする事を推奨しており、初めて同卓するGM・PL同士でのプレイは本来得られる体験を損なう可能性があります。 事故防止の為の注釈は考え得る限り記載していますが、参加者同士での相談や改変が必要になる場合がある事を予め御了承ください。 またGMは参加するPLへ必ずこれらの注意事項を周知するようお願い致します。 またこのシナリオの本文テキストはPCで表示する事を想定しレイアウトされています。 携帯やスマートフォン等異なる媒体で表示した場合、一部テキストレイアウトが崩れる場合がありますので予めご了承ください。
▼トレーラー
20XX年3月末、N県丹茅(にかや)市。 その上空に突如としてそれは現れた。 雲を蒸発させ、ビルの外壁を焼いていく、「もう一つの太陽」。 ダブルクロスThe 3rd Edition “Sun And Calamity” 約束(うらぎり)の日、偽りの太陽が災禍を灼く。
▼このシナリオについて
N県丹茅(にかや)市。 この市に3つあるUGN支部のうちの1つ、丹茅第一支部。 この支部に所属する2人のUGNチルドレンと1人の支部長、そして3人のNPCの知られざる過去にまつわる、因縁と約束の物語。 3人のPC達に関する過去はリバースハンドアウト(以下RHO)として、全体公開されているハンドアウト(以下HO)とは別にそれぞれのHOを担当するプレイヤー(以下PL)へと事前に配られます。 RHOの内容は該当するプレイヤーキャラクター(以下PC)の過去が明かされるシーンまで担当PL以外には秘密。 本シナリオではRHOを全体公開するタイミングをシナリオ内で指定しており、その内容もシーン内に組み込まれている為、PCの過去を明かすタイミングが無いままセッションが終了してしまうかも…という心配は必要ありません。 HOとRHOの両方を参考にし、他のPCやNPCの過去を想像しながら貴方だけの魅力的なPCを作成しましょう。 また、各HOにはそれぞれが抱えるRHOに含まれるシナリオの全体像に対する情報量(以下RHO情報強度)が記載されています。 それぞれのHOが事件に関してどの程度の知識を有しているかの指標となる為、HO選びの参考にしてください。 PC達の過去とは、そしてPC達の目の前に現れたNPC達の目的とは。 そこに秘められた真実とは。ぜひ貴方自身の目で確かめてみて下さい。
▼シナリオ概要
プレイヤー人数 …… 3人 ※1 必要サプリ …… 基本①②・上級・EA (Eロイス、RHO使用の為GMはUG・LM推奨) サプリ制限 …… 制限なし(GM・PLの所持状況に応じてGM側で制限を推奨) 経験点 …… 基本130点+配布50点+イージー4点(計184点) セッション時間 …… ボイス約10時間~/テキスト約20時間~ 戦闘難易度 …… 普通 ミドル戦闘 …… あり ※1 … 非推奨ですがGM兼任によりPL2名でもセッション可能です。その場合は情報強度的にPC3をGMが兼任する事を推奨します。
▼ハンドアウト
・HO1:エース ワークス / カヴァー:UGNチルドレン(もしくはエージェント) / 任意 シナリオロイス:「麻絃 玲弥」 RHO情報強度:弱 (何もわからないまま運命に翻弄されたい人向け) 君はUGN丹茅第一支部に所属するUGNチルドレン(もしくはエージェント・イリーガル)だ。 君は丹茅市支部でも選りすぐりのエージェントとして活躍しており、特に飛行能力を活かした空中戦を得意としている。※1 ジャーム討伐の任務を終え報告を済ませた君は寄り道をして帰ろうとするも、突如市の上空に「もう一つの太陽」が出現する。 太陽を背に宙に浮かぶように君の目の前に現れたのは、幼い頃死に別れたと思っていた親友、「麻絃 玲弥(あさづる れいや)」(以下レイヤ)だった。 ※1 … 必ずしも飛行状態になるエフェクトやアイテム等を取得する必要はありません。設定上どのように空を飛ぶか(翼を生やす、推進力を生む装備を身に着ける等)をあらかじめ決めておくとロールプレイ(以下RP)がしやすくなります。 ・HO2:サポート ワークス / カヴァー:UGNチルドレン(もしくはエージェント) / 任意 シナリオロイス:「碑桐 沙夜迦」 RHO情報強度: 中 (ほどよい立ち位置で板挟みになりたい人向け) 君はUGN丹茅第一支部に所属するUGNチルドレン(もしくはエージェント・イリーガル)だ。 君は他のオーヴァードのアシストを得意としており、特にPC1の相棒として支部の主戦力として 活躍している。※1 PC1との任務を終え、PC1と別れ支部へと向かう君の元に、支部のバックアップ要因であり君が支部に入る切欠にもなった支部員である「碑桐 沙夜迦(ひとう さやか)」(以下サヤカ)から通信が入る。 彼女曰く市の上空に突如として高密度のレネゲイド体が出現し、その真下には現在PC1が居るという。PC1に迫る危険を察知した君は、急ぎ現場へと向かうのだった。 ※1 … 必ずしもバフ等他のPCのサポートをする為のエフェクトやアイテム等を取得する必要はありません。設定上どのように他キャラクターのサポートを行うか(レネゲイドの制御を行う、戦闘を有利に進めるガジェットを使いこなす等)をあらかじめ決めておくとRPがしやすくなります。 ・HO3:リーダー ワークス / カヴァー:UGN支部長(もしくはエージェント) / UGN支部長 シナリオロイス:「勅使部博士」 RHO情報強度:強 (後方腕組みでPC1・PC2の行く末を見守りたい人向け) 君はUGN丹茅第一支部を取り仕切る支部長(もしくはエージェント)だ。 君は戦力として必要に応じて戦場に立ちつつ、司令塔として支部の人員を束ね上げている。 PC1・PC2の任務完了の報告を受け、2人の帰投を待ちつつ支部長室の椅子へ深く腰掛ける。 そんな時厳重な警備を掻い潜り気配もなく目の前に現れたのは、かつてUGN職員として袂を別った研究者、「勅使部(てしべ)博士」(以下テシベ)だった。 意味深な言葉を残し消えた彼の言動に思慮を巡らせていると、支部内に緊急放送が流れる。 市の上空に高密度のレネゲイド体が出現し、市内の気温が急激に上昇しているという報告を受けた君は、テシベとの関連性を疑い至急現場へと赴くのだった。
▼NPC紹介
・麻絃 玲弥(あさづる れいや) PC1が幼い頃の親友であり、丹茅市上空に「もう一つの太陽」を出現させたオーヴァード。※1 10年前PC1がUGNに所属する切欠となった事件の際、PC1以外の事件に関与していた人間はその際に全員死亡したとUGNのデータベースには記録されており、その際同じ場所にいたレイヤも死亡したものと思われていたが……? ※1 … レイヤの性別は設定していません。必要に応じてGMとPC1のPLとで相談して決定して構いません。 ・碑桐 沙夜迦(ひとう さやか) UGN丹茅第一支部に所属するオーヴァード。 戦闘には不向きな能力の為、任務のバックアップと所属するオーヴァードのケアを中心に働いている。 元はテシベ・PC3の同僚だったがテシベと共にUGNを離反、研究所の壊滅と共にUGNに再度転属、丹茅第一支部に所属する事になった。 また、元はPC2が丹茅第一支部に所属する事になったのも彼女の紹介によるものである。 ・勅使部博士(てしべはかせ) PC3がまだ別の支部で働いていた頃、同僚としてUGNに所属していた研究者。※1 10年前に「”災厄(カラミティ)”」と呼ばれた実験体をUGNの研究所から盗み出しPC3に追われるも、寸での所で処分を逃れ姿を消した過去を持つ。 その際本人のみならず彼の研究所、そして”災厄”も失われたとUGNのデータベースには記録されている。 ※1 … テシベの下の名前は設定していません。必要に応じてGMとPC3のPLとで相談して決定して構いません。
▼舞台設定
・UGN丹茅第一支部 N県丹茅(にかや)市に3つあるUGN支部のうちの1つ。 主に対テロ・対レネゲイド災害任務の遂行を目的としており、支部員の数は少ないものの規模の大きい事件を担当する事が多い為、支部員の実力は市内でも粒選り。 仕事量自体は他の支部より少ない為配属希望者はそれなりにいるが、同時に任務での殉職者も多い為問題を起こしたエージェントの左遷先となる事も多い。 他に一般人への安全対策・事後処理を担当する第二支部(別シナリオ【Blue Sky Notes】に登場)、対ジャーム・暴徒鎮圧を担当する第三支部(別シナリオ【Blood Lord】に登場)がある。 ・勅使部研究所 10年前にUGNから離反したテシベが創設した研究所。 テシベがUGNから盗み出した”災厄”の研究を行っていたが、ある日事故により突如として崩壊。 その際に”災厄”のオーヴァードも死亡し、テシベも姿を消したとUGNのデータベースには記録されている。 テシベと共にUGNを離反したサヤカも一時期この研究所に所属しており、研究所の崩壊後UGNへ出戻りした際は責任問題を問われPC3と共に丹茅第一支部へと左遷されている。 ・”災厄(カラミティ)” かつてUGN日本支部本部で研究・保管されていたレネゲイド。 文字通り天災級の能力を有しており、UGN日本支部本部により厳重に保管されていたが、10年前にテシベの手により盗み出されている。 勅使部研究所の崩壊と共に失われたとされており、その能力の詳細やUGN日本支部本部による研究内容などについてはデータベース内から消し去られている。 ただし、古い文献にかつて”災厄”により引き起こされたであろう災害についての記述があり、その際は都市が丸ごと1つ無くなる程の被害が出たと記されている。