ポートレート(文学フリマ東京41)
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2025年11月23日開催「文学フリマ東京41」にて発行の新刊です。 ※普通郵便での配送ご希望の際は、購入前に個別にご連絡ください。 ----------------------------------- 大学生の灰野辺千秋はシッターのアルバイトに明け暮れている。派手な見た目だが常連の利用者がつくほど人気はそこそこだ。学校が長い春休みに入る冬の終わりごろがシッターの繁忙期で、千秋はシフトを詰め込み忙しなく働いていた。そんな時の新規利用者の予約、風邪が流行っている時期だからだろうと思うがどうにも違和感がある。 新規利用の高坂の家に行った日、生活感のない部屋の中で、クローゼットの中にいる息子とふたりきりの時間が始まる。息子の深青は幼児ではなく中学生くらいの少年だった。コミニュケーションが拙く、意思疎通の難しさを感じながら千秋は手探りで保育をしていく。食事中の粗相でやや場は乱されたが、代わりに千秋は深青の素顔を垣間見られたような気がした。しかし、保育が終わってからの心境の変化に、千秋自身がついていけなくなる。 シッターのバイトを辞めて渋谷のバーで働き始めた千秋は、ある日店の外で爆発音を聞き、事態の確認のために道へ出る。悪ふざけをしていた少年たちの中に紛れていた深青を偶然発見した。バーを抜け出して家まで送ると申し出るが、そこにいた深青は全くの別人で、保育者の千秋と父親を嘲笑する少年だった。千秋は怒りと自己正当化のために深青をレイプしてしまう。そのままタクシーに乗せて誘拐しようとする時、高坂の家で見た深青のもうひとつの人格が顕在していった。千秋は自分がしてきたことの無意味を知る。 サンプル公開中(note)▼ ≡≡≡準備中 お待ちください≡≡≡ その他新着情報▼ 丹路槇(にろまき) X: https://twitter.com/niro_maki ----------------------------------- ◆配送はあんしんBOOTHパック(ネコポス)を使用します。 ※ 既刊・他の新刊と同時に購入される方へ ∟ 商品の組み合わせ、作品数によっては、同時に発送ができない場合があります(だいたい3点以内の購入でしたら問題なく発送が可能です)。 ∟ 同時購入で注文の際にご不明点がございましたら、お手数ですが事前にお問い合わせください。








