私は彼女に恋している。――でも、この気持ちは、私だけの秘密。

私、紲星あかり。今日は、事務所の先輩であり、親友でもある、琴葉茜とのお出掛け。――そんな私は、彼女のことが大好きである。もちろん、恋愛的な意味で。でもこれは私の、一方的で自分勝手な、片思い。……一方同じ頃、琴葉茜も同じことを考えており――お互いに片思いで、相手には気が付かれていないと思っているけど、周囲からはバレバレな、秘密の物語。