「ボツ企画29本とボツ期間を生きていく方法 -11年かけて1回しか商業誌に掲載されない無名作家でもメンタルを病まない&金銭的に困窮しない方法について-」 商業漫画家を目指すうえで、画力やストーリー構成などの技術を教える本は数多く存在します。 しかし、それ以外にも「漫画家を目指す上でとても気になるけど、誰も 教えてくれないこと」があります。 それは「無名な漫画家・漫画家志望者ってどうやって生きてるの？」ということです。 もっと具体的に言うと以下のような疑問です。 「他の人は、担当編集者にどんな形式で企画やネームを出しているのか？」 「どんな企画が没になっているのか？」 「何年も没になり続け連載が取れなかった場合、収入源や生活はどうなっているのか？」 「没になり続けてメンタル病まないのか？」 本書はその疑問に焦点を合わせて作成しました。 成功している人の創作論や収入源を聞いても、「そりゃ、あんたは売れてるもんな……」と思いませんか？ 商業的に成功している人のノウハウは、もうお腹いっぱいじゃないですか？！ むしろ、現在進行形で失敗している人間がどうしているのほうが気になりませんか？ 私が漫画を雑誌に投稿し始めてから11年、初めて担当がついてから8年ほどが経ちますが、商業誌に掲載されたのは一度だけ。 漫画家として特別な才能があるわけではなく、ほとんどの企画は通りません。 それでも、メンタルの不調で筆が止まることも、経済的に困窮することもなく、創作を続けてこられました。 この部分は才能によらず、環境の作り方や工夫で対処可能だからです 。 本書では、29本のボツ企画と、そこから得た生活とメンタルの工夫を紹介します。 なお、ボツとなった企画のネーム・プロットはすべて無料で公開しています。 ◆ 内容紹介 商業誌に通らなかったボツ企画29本の内容と没理由 実際に編集者へ提出したネーム・企画書の形式を公開 原稿料以外の現実的な収入源と生活の安定方法 何年も結果が出なくても創作を続けられるメンタル維持法 ▼想定する読者層 商業漫画家を目指している人 ネームが通らず、メンタル的にしんどくなっている人 他の人がどんな形で企画を提出しているか気になる人 漫画家志望者の収入源を知りたい人 SNSやコメント欄の反応で筆が止まってしまう人 漫画家志望ではないけど、「ボツ企画とその理由」を覗いてみたい人 漫画に限らず、創作の孤独や継続の難しさに悩んでいる人 ▼マッチしない読者層 二次創作・成人向けが活動の中心で、全年齢オリジナルを描く予定がない人 創作において、メンタルやお金の不安を感じていない人 すでに読み切りや連載経験が豊富な人 漫画に限らず、小説家・VTuber・イラストレーターなど、創作を続けるすべての人の参考になればと思い作成しました。 この本が創作を続ける方々のお役に立てれば幸いです。