あなたがレプリカをみるとき
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※11/23文学フリマ東京41終了後に販売開始します。 「複製」「鏡写し」をテーマにしたファンタジー短編集。 それぞれブロマンス・百合・創作男女です。 文庫(A6)/286p 1.日陰皇子とあんまり似ていない影武者 「もはや動くことのない僕の右手が、お前を通して夢を見るのだ」 政争により命を狙われ続ける皇子サウは、あるとき自分と瓜二つの少年タノイを見出す。 影武者として迎え入れたはずの少年は、いつしかサウさえをも凌ぐ才覚をみせるようになっていた。 2.明日の砂の模様さえ 「もし、あたしが未来を変えたいと思ったら、一体あたしはどこまで戻ればいい?」 流れ者のヤァリはあるとき浜辺で人魚を拾った。 人魚の鱗一枚で家が建つ。生きた人魚を売れば国が買える。奪われた故郷を取り戻せる。 問題は、その人魚が賢くてかわいくて、おまけに二本の足が生えていることだった。……こいつをどうやって売り飛ばそう? 3.村娘アトラは世界一高くつく女 「そもそもあの石は、噂されているような効果をもつ石ではないのです」 大領主の次男坊ルカは、亡母の盗まれた宝石を求めて闇オークションへ挑む。 狙ったものは大抵手に入る人生を送ってきた。だから、あの思い出の宝石も、案内人を勤める辛辣な村娘だって、すぐ自分のものになるはずだ。 4.あなたがレプリカをみるとき 「あなたはあのとき、贋作には価値がないと言いましたね」 元贋作師が義賊へ宛てた、短い書簡について。



