


プロダクトマネージャーという職種の認知が広がり、プロダクトマネージャーを目指す人や、プロダクトマネージャーとして成長したいという人が増えました。しかし、実際には非常に文脈依存の職種で、再現性の担保が難しく、教育も極端にOJT依存になっています。プロダクトにおける成功事例は多く見つかる一方で、トッププレイヤー達が1人のプロダクトマネージャーとしてどのような成長を辿ったのかという話はあまり表に出てきません。 そこで、文脈に依存しない相互教育プログラムとしてPM Jamという取り組みを始めました。本書はその最初の3ヶ月の実験録です。普段は異なる会社組織に属する4人の間でコンテキストの共有なしに実際にどんな会話がなされていて、プロダクトマネージャーとしてどんな成長があって、それがどんな仕掛けによるものなのかを生々しく綴っています。 【想定する読者】 1. 現場で迷っているプロダクトマネージャー 日々の意思決定に迷い、正解のない状況で試行錯誤している人や、自分の考え方や判断の前提を見直したい人です。PM Jam で交わされた「問い」や「迷い」は、そうした人にとって、自分の状況を客観視するきっかけになるはずです。 2. PM を育てる立場にある人 マネージャー、メンター、あるいはリード PM など、他者の成長を支援する側の人で す。この本は、「教える」ではなく「考えを引き出す」場づくりの設計例として読むことができます。 PM Jam の仕組みや運営方法は、社内でのメンタリングやナレッジ共有の再設計に応用できます。 3. コミュニティをつくりたい人 社内外で、学び合う場やコミュニティを運営しようとしている人です。PM Jam は、学びの場をプロダクトのように設計し、プロトタイプとして動かした事例です。スケールや再現性を求める前に、「小さく濃い場をどう作るか」という設計思想を共有したいと考えています。 【目次】 はじめに 第1章 PM Jamという実験 第2章 わたしのJam、わたしの問い 第3章 他者の問いに触れて 第4章 <対談>PM Jamやってみてどうだった? あとがき 【著者】 Aki / 飯沼亜紀 / @LoveldahoBurger migi / 右田涼 / @migii000 haruka / 野田遥 / @harukananoda1 yamachi / 山下大智 / @yamapiya_


