【小説】向こう側の在りか
- Digital0 JPY



ペーパーウェル15参加作品(テーマは「すくう」)です。 小説です。
……それは運命か、終わりの始まりか
引っ越してきたばかりの澪は、「霧の日には外に出るな」という忠告を、この土地では当たり前の、安全のための習慣だと思っていた。 「霧の日には事故死が多い」と、周囲から何度も聞かされたから……。 ある日の午後—— 帰り道の途中で、霧が出る。 思わず立ち止まった澪は、ひとりの少年に助けられる。 矢代朔。 無口で、表情を変えない、同級生。 ただの霧。 ただの同級生。 澪は、そう信じていた。 霧の中で “彼に出会う” までは。 《置いているデータについて》 ■ 折本版 PDF(3枚) 片面印刷して、中央に切れ目を入れると八つ折りの小冊子になります。 表紙だけカラーで、本文はすべて白黒です。 だから、白黒印刷でいいと思うよ……。 ■ 閲覧版 PDF(24枚) スマホやパソコンなどで読みやすい形になっています。


