【クトゥルフ神話TRPG】木菟と梟【SPLL:190391】
- Digital1,000 JPY




__神へ祈りを。己へ呪いを。
◇概要◇ システム:クトゥルフ神話TRPG第6版 人数 :2人(個別HOあり) 所要時間:10時間〜(RP次第) 舞台 :2027年日本 推奨技能:戦闘技能 ◇あらすじ/トレーラー◇ 『逸能(いつのう)』と呼ばれる力を持った人間が現れてから約2年半。世界は混乱と不安の波を越え、徐々に落ち着きを取り戻しつつあった。 それでもなお、逸能者は人ならざるものとして、忌避されている。 そんな彼らの心に寄り添う場所——逸能相談室《DOVE》。 そこで交わる現在と過去。祈りと呪い。 君たちは人間か。それとも別の何者か。 今日も扉が静かに開く——。
◇公開HO◇ ●共通 君たちは逸能相談室《DOVE》に所属する同期の職員だ。メンバーはそれぞれコードネームを使用することになっている。 ●HO:木菟 君は並外れた聴覚を持っている『木菟(ミミズク)』だ。 君の耳は遠くの音をも捉え、些細な物音さえ聞き逃さない。また、他人の感情や想いも聞き取ることができる。 ●HO:梟 君は並外れた視覚を持っている『梟(フクロウ)』だ。 君の目は暗闇をも見通し、わずかな変化さえ見逃さない。また、物や文字が放つオーラも読み取ることができる。
◇事前情報◇ ●逸能相談室《DOVE》(ダブ) PCたちが所属している場所。メンバーは全員逸能者で構成されている。烏からコードネームの使用を命じられているが、理由については教えてもらっていない。 逸能者自身の相談だけでなく、逸能に関連する相談であれば、なんでも受け付けている。しかし、実際の仕事内容は警察からの調査依頼が多くを占めている。 ●逸能(いつのう)について 正式名称『神経拡張症候群』。 ある日を境に人々が得た、並外れた五感や思考のことをいう。逸脱した能力ということから、俗称『逸能』、逸能を持つ人は『逸能者』と呼ばれるようになった。 逸能者は全員「同じような夢を2025年3月23日に見ていること」「その日から本人たちによる逸能の報告が出始めていること」から、この日から逸能が現れたと言われているが、その原因は不明である。 逸能者の特徴として、常人とは異なる脳波の乱れがあるが、外見的特徴は特にない。 逸能者を人間の進化の過程とする人がいる一方で、人ならざるものとして忌避されていることが多い。 実際に就職では不利に働くこともあるらしい。 ●夢 逸能者は全員「2025年3月23日に同じような夢を見ている」。夢の内容は以下の通り。 暗く光の通らない静かな場所。君は闇へとゆっくり沈んでいく。 肌に触れる波はピリピリと痛く、冷たい。どんどんと強くなる吐き気を催すような生臭さ。繰り返し響く低音はアレのいびきだろうか。視界の端で見たことのない生き物が笑っていた。 どのくらいの時間が経っただろうか。トンと底へ体が触れる。横を見れば、巨大なアレが眠っていた。 そうだ、ここは海の底。僕たちが帰る場所。さあ目を覚ませ。 アレは君を飲み込むように、大きな欠伸をした。
◇NPC◇ ●烏(カラス) 相談室の室長で、PCの上司。元刑事らしく、常に冷静に物事を見ている。調査や割り振りでは的確な指示を飛ばす。彼が笑ったところを、PCは殆ど見たことがない。 ●雀(スズメ) 明るく元気な相談室のムードメーカー的存在。相談室にはPCが所属する前からいるため、一応先輩だが、どこか危なっかしい。特に烏に懐いており、彼の言ったことは全て聞く。 ●海猫(ウミネコ) 相談室の情報収集班。しかし、正式なメンバーではないらしい。PCは烏から名前を聞いたことがある程度で実際に会ったことはない。 ●鴎(カモメ) 相談室の情報収集班。海猫と同様に会ったことはない。
◇注意事項◇ このシナリオは事前HOが存在する。これは探索者作成時における、事前情報や技能に関するものである。 シナリオ本編内に個別秘匿シーンや秘匿描写はないため、注意して欲しい。
◇更新履歴◇ 2025/11/25 頒布開始 - NPCトレーラー/テキストデータ追加 ◇クレジット(敬称略)◇ NPCイラスト/デザイン - 746 トレーラーデザイン/シナリオ協力 - 式噛 トレーラー素材 - ぱくたそ 2025/11/25現在 【 69P / 58,285字 】



