第二巻「時間という建築─時が刻む変化の詩学」
- Digital350 JPY

「建築家、哲学者、そして建築学生の皆様にご愛読いただいております。」 建築とは、その機能的な用途のためだけに存在するものでしょうか? 求められるのは、高性能な機能、最大の利便性、そして洗練されたデザイン。しかし、皆様が建築に深く関わる者として、本当にそれらの「完成された価値」にすべてを託しているでしょうか? この本は、建築にまつわる常識、すなわち「充足と完成への一方向的な価値観」を静かに問い直す、ある建築家による「やわらかい哲学」の物語です。 著者が提唱するのは「見えない建築」という、一見してパラドキシカル(逆説的真理)な概念です。それは、目に見える物質的な形態を追うのではなく、風のささやき、光の推移、人々の集積された記憶といった「不可視の要素」を、建築の主要な素材として捉え直す、新しい思索の枠組みとなります。この本は、読者の皆様の思考を解放し、既存の建築シェマ(枠組み)を変容させるための「見えない建築」シリーズの思索の断片として、皆様の旅路を照らします。さあ、建築の根源を問い直し、空間との新たな倫理的な関係性を見出す、知的な旅路へと出かけましょう。
