をてさねく 人形拾遺集
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2025.11.23 文学フリマ東京41にて頒布した小説本です。 一見テーマが人形らしき、全体的に意味のないような、でもそれなりにまとまっているものを目指した短編集。 分類学ではどこかに入り切らずに、曖昧なものはゴミ箱群とか寄せ集め群とかいうらしい。 拾遺集も何か本来の正しい姿形のものの残がいから拾い集めて作られたものなのだろうか? とりあえず、人形らしき物の言葉や文が集まっているようだーー 〈収録作品〉 無籍人形 もう終わりだ猫の国 モジュール集めて 人形の楽器 路上の作庭記 をてさねく 双子の機械 100体目のおどらでく 『無籍人形』ーー日々意識が堆積していく部屋で根の回り過ぎた植物のように身動きの取れない「私」。手付かずの泥からいつしか形をとる人形。 『もう終わりだ猫の国』ーー竈猫みたいな猫と山猫みたいな猫の織りなすシュールな日常ノート 『モジュール集めて』、『人形の楽器』ーー曖昧な人形に合う曖昧な形の楽器とは 『をてさねく』ーー毎日、ある妄想を浮かべながら名前を記入してテストを受ける中学生のななみ。 放課後に向かうのは奇妙な名前の人形たちが並ぶ店だった。 『100体目のおどらでく』ーーそれは、売り物でも、作品でもなく、何だろうか。とりあえず存在はしているものだ。保管室から持ち出すことは出来るのだろうか。 著者 螺川巡 サークル いがらば書庫 A5 中綴じ 2段組32p









