本書は、OpenTypeフォント「小塚明朝R」の字形を調べるための字典です。 （「小塚明朝R」は、「Adobe-Japan1-7.pdf」や「aj17-radical-stroke.pdf」で 　使用されている書体ですので他のフォントの字形の基本と言って良いものですので 　他の書体の字形を調べる際にも基準となります） PDFファイルなので、 InDesignやIllustratorがなくても字形の確認と字形のＣＩＤ番号がわかるため、 編集者や校正者には便利！ ＣＩＤ番号で文字修正の赤字を入れれば、 デザイナーやＤＴＰオペレータに字形がないなどと言わせることはありません。 また、デザイナーやＤＴＰオペレータも字形の有無の確認が簡単！ 字形の有無の確認に余計な時間をかける必要がなくなります。 作品ファイルの［OTF_Kanjis_KM_251215.pdf］は、 プリントアウトが可能なPDFです。 ファイル内容に、表紙や白ページも含まれています。 ファイル形式：ＰＤＦファイル［20.7MB］ 用紙サイズ：128.5 mm × 297 mm 使用色：１色（墨）、一部４色ページあり ページ数：292ページ 値段：300円 【対応】 文字コレクション：Adobe Japan1-7 字形表示フォント：小塚明朝R 【InDesignやIllustratorのない環境でもOpenTypeフォントの字形を確認可能】 OpenTypeフォントに含まれる字形の確認には、InDesignやIllustratorが必要ですが、編集者や校正者がInDesignやIllustratorを使用できる環境にいることは稀で、校正出力もしくは校正用PDFを見て赤字を入れることになります。 その校正時に字形変更の必要がある場合には、校正紙に手書きで該当する文字を書いたり、JIS X 0208やISO/IEC 10646（Unicode）で指定することになります。しかし、その赤字の入れ方では、「校正した編集者（校正者）の手書きの赤字の字が汚い」、「JIS X 0208やISO/IEC 10646（Unicode）のバージョンが編集者（校正者）の環境と作業者の作業環境で違う」、「JIS X 0208やISO/IEC 10646（Unicode）では、同一コードに複数の字形が包括され１つの字形に特定できない」といった要因で編集者（校正者）の指定した字形に修正されていないことも多々あります。 そこで、確実に編集者（校正者）の指定した字形を校正時に反映させるための方法として、Adobe Japan1のCID番号での指定があります。Adobe Japan1のCID番号での指定であれば、確実に１コードに１字形となりますので、赤字通りの修正ができていないといったことは減らせます。 しかし、編集者（校正者）が手っ取り早くAdobe Japan1のCID番号を調べる方法がありませんでしたので、本書を作成しました。 実際に本書を使えば、１分もかからずに目的の字形の有無の確認や当該字形のCID番号を調べることができます。CID番号で赤字を入れることによって、編集者（校正者）だけでなく、DTPオペレータも字形を探す手間と時間を大幅に減らすことができ、作業効率をあげることができます。 なお、本書では、従来の「康熙字典214部首」だけでなく、その字形が含んでいる部首にも該当字形を配置し、頻出する字形記述要素にも分類しているため、漢字字典に不慣れな人でも、見落とすことなく調べることができるようにしました。