地獄の遊園地シリーズ
「地獄のメリーゴーランド」
逃げるための乗り物ではない、
落ち着くためのメリーゴーランド。
二人乗りの馬に揺られながら、
アラスターは「手放さない練習」をさせてくる。
捕まえもしないし、閉じ込めもしない。
けれど、いつの間にか戻る場所だけが決まっていく。
キスなし/拘束なし/距離ゼロ
甘くて静かな執着が続いていく短編です。
「上級悪魔なんてこわくない」シリーズと同じテンション感ですが、
こちらは遊園地シリーズの中でも特に穏やかで、
関係性の“継続”を描いた落ち着き、甘め気味のお話になっています。
文字数全1200字ほど。