旅人と冬しかない国
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『たとえ離れ離れになっても、これを持っていよう。死体になっても、俺たちがひとつであったことを忘れないように』 記憶を失った旅人トゥールは、雪の中をさまよっていたが、氷のような銀髪と瞳を持つ少年レァーダスに助けられ、「学校」に迎え入れられる。 学校では、レァーダスによく似た姿を持つ、シュネーという教師が「あなたに会いたかった」と彼に囁く。彼はなぜかトゥールの持つ木彫りのペンダントと対になるペンダントを持っていた。 初対面とは思えない彼のまなざしに魅入られて、ふたりはすぐに親密になる。 幸せなひとときを過ごすふたりだが、その生活には少しずつ綻びが見え始めていた。 白い猫、木彫りのお守り、不気味な人形、凍りついた噴水、永遠に春の来ない学校……。 やがて世界がその残酷な全容を現すとき、トゥールは愛と死の選択を迫られる。 ※メリバ、ビターエンド、BLです。 P.44 文庫 https://www.alphapolis.co.jp/novel/501529081/606985968 こちらの小説を校正、編集したものです。
