近代日本語歌詞のエクリチュール──山本寛作詞3曲を音韻分析
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300年後のための歌詞批評。 歌詞を「コード進行分析」のように共有可能な語彙で語るための、6つの新しい道具立てを提示する一冊です。アニメ監督・山本寛(作詞名義:辛矢凡)の作詞による3曲を、譜割シラブル単位で音韻分析します。 すでにボーカロイド/UTAU/VOICEVOXを使っている人か、構造主義・和声理論・レトリック・言語学のいずれかに親しんでいる方にはわかりやすい記述となっています。 ▼分析対象(山本寛 作詞) ・「恋のミクル伝説」(涼宮ハルヒの憂鬱、2006) ・「motto☆派手にね!」(かんなぎ、2008) ・「7 Girls War」(Wake Up, Girls!、2014) ▼理論的道具立て(6概念) ・譜割シラブル ・反復の三型(CV型・V型・C型) ・四操作(並行・倒置・展開・圧縮) ・想起と回帰 ・自然な回帰/レトリカルな回帰 ・音声操作と意味操作の同時性 ▼分析例(四操作) ・並行:じみだね → こいだね A→A ・倒置:みくる → みるく ABC→ACB ・展開:あのひとに → あえますように AC→ABC ・圧縮:みらくる → みくる ABC→AC ▼姿勢 「規範を演繹せず、実作から帰納する」シェーンベルクに倣った記述文法の試み。作詞家の意図は問わず、楽曲レベルに現れている構造を取り出します。 ▼著者 やおき(島袋八起)/lyricstheory.com 運営/「フシギにステキな素早いヤバさ」運営/歌詞批評15年 『筑波批評』『ボカロクリティーク』『未完了域』ほか同人媒体に寄稿。『フミカ』主催。 ▼制作 本書はClaude Code(Anthropic社のLLM)との共同執筆という実験的試みでもあります。詳細は著者ブログにて。https://yaoki.hatenablog.com/entry/2026/06/07/003918 ▼仕様 A5判/68頁/頒価 1,000円 ▼続編 末尾には「[未完]」と書かれています。生涯にわたる継続的な記述更新の宣言であり、本書は次の本のための地図でもあります。






