長編アニメーション映画『パリに咲くエトワール』の研究書
- Digital300 JPY




本書は、映画を「多重の偽装をまとった構造物」として読み解き、 その中心に潜む 愛・芸術・成熟・認知の構造 を、 6つの章と3つの付録を通して丁寧に掘り下げる研究的エッセイです。
■ 本書の概要
本書は、以下のような問いに答えるために書かれました。 ・なぜこの作品は「恋愛映画」として認識されにくいのか ・どのような仕掛けによって、愛が巧妙に隠されているのか ・なぜ本作は、ジブリ作品では到達できなかった「成熟した愛」を描けたのか ・『紅の豚』はなぜ“未成熟の物語”なのか ・なぜフジコこそが物語の中心なのか ・そして、この作品が秘める「恐ろしさ」とは何か 映画をより深く味わうための「補助線」として、 また、アニメーション批評の一つの試みとして、 本書が読者の皆様の鑑賞体験を豊かにすることを願っています。
■ 収録内容
● 第1章 隠された恋愛物語の発見 ● 第2章 なぜ観客は恋愛に気づかないのか — “犯罪的に巧妙な”偽装の構造 — ● 第3章 ジブリでは描けなかった「成熟した愛」 — 比較分析としての位置づけ — ● 第4章 『紅の豚』再読 — ポルコは“成熟した大人”ではない — ● 第5章 なぜフジコが主人公なのか — 物語構造の中心としての彼女 — ● 第6章 作品の中心に潜む“恐ろしさ” — 多重偽装の核 — ● 付録 文化的背景の分析、鑑賞記録、キャラクターコメント集
■ 最後に
『パリに咲くエトワール』は、 日本のアニメーションがフランス文化へ向けて捧げた 静かなオマージュでもあります。 本書が、作品をより深く味わうための一助となれば幸いです。 どうぞ、じっくりとお楽しみください。
ご注意
本書は、個人の研究・批評活動の一環として制作したものです。内容はすべて筆者の見解であり、作品および制作会社とは関係を有しません。
再配布・転載について
・PDFの再配布・転載はご遠慮ください。 ・引用は、出典を明記いただければ歓迎します。 ・感想や批評は、自由に書いていただいて構いません。
フランス語版もございます
https://ooyasan.booth.pm/items/8528736



