千と千尋と居酒屋さん 〜忘れられた伝説の白い龍〜
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『千と千尋の神隠し』の世界から七年。 神々が訪れる湯治場「油屋」では、いつもと変わらない穏やかな時間が流れていた。 十歳の頃から油屋で働く千も、そんな日常に何の不満もなく、のんびりと毎日を過ごしていた。 しかし、神様の世界にも不況の波が押し寄せる。 客足は次第に遠のき、ついに油屋は閉店。 経営者である湯婆婆は従業員たちを引き連れ、人間界――新宿に和食処「油屋」をオープンさせる。 古い京町家を思わせる内装に、各地から集めた旬の食材を使った料理と酒。 その評判は若者たちを中心に口コミで広がり、和食処「油屋」はいつしか人気店となっていく。 ところが―― 店が繁盛すれば、良からぬ人間も寄ってくる。 ある日、リンがお客様の忘れ物を誤って別人に渡してしまったことをきっかけに、油屋は金銭を騙し取ろうとする詐欺グループに目をつけられてしまう。 相手が普通の店なら、それで終わっていたのかもしれない。 しかし、ここは「油屋」。 神々の琴線に触れた人間を待っていたのは、 ハクたちによる容赦のない“粛清”だった――。



