個人開発者のための Git/GitHub シークレット管理ハンドブック
- Digital980 JPY

「.gitignore に書いたから大丈夫」——その APIキー、まだ履歴の中にあります。 秘密情報の流出が他の脆弱性と違うのは、攻撃者が何も工夫しなくていい点です。SQLインジェクションやXSSは穴を突く手間がかかりますが、鍵は拾って使うだけ。しかも公開リポジトリは、人ではなく機械が常時走査しています。スター数も知名度も関係ありません。 そして最も多い誤解がこれです。 【重要】一度コミットした秘密情報は、あとから削除しても消えません。 git rm しても、削除コミットを積んでも、GitHub の画面から見えなくなっても、履歴の中には残り続けます。本書はここを本題に据えました。 ■予防だけで終わらせない 多くの解説は「漏洩を防ぐ方法」で終わります。本書は漏れたあとの対応に同じだけ紙幅を割いています。すでにやってしまった人ほど、正しい情報を必要としているからです。 ■こんな人におすすめ ・個人・少人数で開発していて、.env の扱いに自信がない ・「たぶん大丈夫」と思っているが、確かめ方を知らない ・いま漏洩させてしまって焦っている(→ 第8章「初動」から読めます) ■収録内容(全16章+事例10件+付録4本/全72ページ) ・第0章:なぜキーは漏れるのか ・Part 1|漏洩を防ぐ(第1〜6章):何が秘密情報か/.env と .gitignore/.gitignore の落とし穴/pre-commit で自動で止める/フロントエンドに埋めた鍵は隠せない/言語別の書き方 ・Part 2|漏洩したとき(第7〜10章):一度コミットしたものは消しても残る(本書の核)/漏洩に気づいたときの初動/再発行が必須である理由/履歴から除去する手順 ・Part 3|GitHub 固有の事故(第11〜13章):公開設定とフォークの罠/GitHub Actions のシークレット/権限まわりの見落とし ・Part 4|続けられる運用(第14〜15章):ひとりで続く運用ルール/リリース前チェックリスト ・事例編:起こりうる事故を10件(「状況→原因→修正→教訓」の形で整理) ・付録A〜D:サービス別・鍵の再発行/gitleaks の導入/git-filter-repo の実行手順/用語集 各章の末尾にチェックリストがあります。読み終わったら、そこだけ見返せば復習になります。 ■改訂版は、追加費用なしで受け取れます 本書の内容は 2026年8月時点のものです。ツールやサービスの仕様は変わるので、内容を見直したときは BOOTH のファイルを差し替えます。すでに購入された方は、追加の費用なく最新版をダウンロードできます(BOOTH の「ライブラリ」から取り直せます)。 ■想定レベル Git を普段使っている個人開発者向けです。Git 入門書ではありません(commit / push / branch が分かる前提)。 ■注意 ・PDF・全72ページ(電子版のみ) ・コマンド例は bash / macOS・Linux 前提です。Windows の方は Git Bash か WSL でお使いください(PowerShell では動かないものがあります) ・第6章の言語別解説は JavaScript / PHP / Python / Ruby の4言語です ・本書は一般的なベストプラクティスをまとめた教育目的の資料です。各サービスの仕様は変更されることがあります。実際の対応にあたっては、必ず公式ドキュメントの最新情報をご確認ください。
