【冊子版】正かなづかひ 理論と實踐 創刊號
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【版】第三版(2013/8/18) 【初版年月日】2011/11/3 【形式】A5 164ページ 本文モノクロ 【本文の表記】新字・旧仮名、旧字・旧かな 【附録】本誌PDF版、「正漢字番附表」(使用頻度の高い旧漢字と新漢字の対応表) 最初にお断りしますが、本誌は全ページ歴史的仮名遣です(固有名詞や引用文等を除く)。また、一部記事には正字(旧字)を使ってますが、パソコンの通常の文字コードにない正字体フォントも使った「ホンモノの正字正かな(旧字旧かな)」の文章での出版を実現しました! しかし、本誌のテーマ「歴史的仮名遣」と聞くと、「学校の古文の授業でやったけど、難しかった!」と感じる方が多いかも知れません。もちろん、日常的には使用しない人が大半ですね。中には「昔の人が使ったのはいいけど、今はより優れた現代仮名遣を使用すべきで、歴史的仮名遣など今更使用する価値がない」「歴史的仮名遣を使用するのは知識のひけらかしで見苦しい」との意見すら見受けられます。 その一方で、歴史的仮名遣は「過去の国語表記」としてではなく、「21世紀の現代でも細々と生き続ける、生きた言葉」としても使用されてます。俳句や短歌に使用する人は今でも珍しくありません。また、インターネットでは歴史的仮名遣でウェブサイトを作ったり、ブログやツイッターに書く人を時々見かけます。 この冊子は「学校で学んだ古典」の話ではなく、「平成の現代に使用される歴史的仮名遣」について、また、歴史的仮名遣を覚えたりコンピュータで利用するコツについて扱ってます。ちなみに、一般書店で見掛けるこの種の本とは異なり、本誌では「正字(旧字)」の話は少なめで、大半は正かな、つまり歴史的仮名遣の話です。 ところで実は、ここまで読んでくださった皆さんは、それとは知らずに歴史的仮名遣を読んでます(嘘だと思ったら、ここまでの文章を歴史的仮名遣に書き直してください)。正字(旧字)を使ってなくて、現代口語文だと、現代仮名遣を使った一般的な文章との差は、それほど大きくないものですから、是非とも挑戦してみてください。(さらに正字(旧字)も覚えれば、明治の文豪の作品や、軍事マニアの好きな戦時中の資料等も、「のらくろ」みたいな戦前の漫画も、みんな原文で読むことができますよ! それに、古典文学が難しいと感じるのは仮名遣よりむしろ、「今は使用されない昔の単語」や「文語文」では?)。 「歴史的仮名遣が発音通りに書かれないのは、決して意地悪ではなく、ちゃんとした理由がある」事が、きっとわかります。そして、歴史的仮名遣の魅力を再発見していただければ嬉しいです。 詳しくはこちらをご覧下さい。 https://osito.jp/dojin/pubs/b13a.html