
UnityとARKitを使ってiOSデバイス用のARアプリを作るための本です。初級編ですがAR空間で子猫とボール遊びをしたり、ごはんをあげたりすることができるよう、92ページで順を追って解説しています。(技術評論社の月刊誌Software Designの2018年1月号から5月号まで掲載していた短期連載記事「ARKitとUnityで作るiPhone ARアプリ集中特講」を著者の元原稿から再構成したものです)
ARKitプラグインの状況変化について
本書で使用しているARKitプラグインがUnityのAsset Storeでは提供されなくなったため、 https://github.com/ktaka/ARKitten/wiki/ARKit-Plugin に代替方法をまとめました。本文内ではAsset Storeからプラグインをダウンロードするように記述してありますが、この代替方法で引き続き使用可能です。
目次
第1章 ARKitで何ができるか見てみる 1.1 ARKitとは ARKitの仕組み ARKitが実現すること 1.2 開発環境の準備 必要なもの サンプルを動かしてみる Xcodeでのビルド 1.3 サンプルのシーン構成 シーン内のオブジェクト ARKitの機能から見た構成 第2章 AR アプリの開発開始 2.1 新規プロジェクト作成 2.2 猫のアセット アセットストアからのインポート デモシーンのプレビュー 2.3 シーンの作成 シーンのロードと別名保存 猫の3Dモデルの追加 2.4 ビルドと実行 2.5 配置時の向きの設定 スクリプトの作成 追加処理の内容 2.6 インタラクティブな要素の追加 2つのベクトルの内積 回転の補間 第3章 第 3 回 物理エンジンの活用 3.1 物理エンジンの実験 ボールの追加 重力による落下 テスト用平面の追加 弾む動きの追加 3.2 ARシーンへの組込み 猫の配置のタップ操作 Ballオブジェクトのプレハブ化 ボールを生成する仕組み 猫のモデルの機能追加 アニメーション制御の変更 ボール操作スクリプトの追加 ボールを投げる操作 第4章 猫とのやり取りと UI 追加 4.1 猫とのやりとりの追加 なでる操作 ごはんをあげる操作 4.2 UIの追加 Dropdownの配置 Imageオブジェクトの追加 背景の透明化とサイズ設定 アイコンの設定 スクリプトの追加と修正 4.3 見栄えの改善 ボールのマテリアル設定 AssetStoreからインポート Ballプレハブへの反映 第5章 AR ペット育成アプリの仕上げ 5.1 経験値の保存 PlayerPrefsによる永続化 経験値による猫の機嫌調整 5.2 ヒューマン・インターフェース・ガイドライン 平面のガイド表示