喉元すぎれば
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A5サイズ/文章二段組/102ページ 試し読み(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12210894) 季刊ヘキ(http://heki.otoshiana.com)のvol.1〜4に寄稿した物語の再録集。キョウダイからBL、百合まで。 ①夏:「喉元すぎれば」 男子高校生×吸血鬼男子高校生 萩晴隆は吸血鬼であることを隠して暮らしていた。それは親友である羽賀瀬諒にも秘密にしていた。ある日、晴隆は噂の通り魔に襲われた事をきっかけに、諒へ吸血鬼であることを話さなければならなくり、彼を避けるようになった。追い詰められた彼は――。 ②秋:「ないものどうし」 吸血鬼弟×翼を持つ姉(+王になった兄) 吸血鬼であるシュカは毎日姉のルシュの血を飲むことが日課である。それは翼を持つルシュの羽が徐々に石化の病に侵されているからである。病の毒を抜き出すため吸血を繰り返すが、それは徐々にシュカの体を蝕んでいた。 ③冬:「首に輪をかけて」 少年吸血鬼×吸血鬼になりたい少年 自らの死を吸血鬼になることで救われたトウヤは、救ったジュライの傍にいる事が望みだった。しかし、彼が好んだ美しい声は、成長期の骨の痛みと共に訪れた声変わりで失われつつあった。彼に声を聞かせないよう、トウヤは口をかたく閉じた。季節変わりにも吸血鬼の学校へ転校したトウヤはそこで、自分が吸血鬼ではなかった事を知る。 ④春:「いつか騎士様が」美少女吸血鬼×纏足少女 入学式以降、通うこともなく寮の部屋に閉じ込められている朽井春日は、今日も部屋のノブを回す。開かない扉に、不貞寝を決め込む。目が覚めると、ユリアと名乗る見たこともない美少女が無断で部屋に入っていた。彼は春日の母を知っているようで――。