文庫本、フルカラーカバー、帯つき。オリジナルしおりつき。 120p。カバー、帯デザイン、とうのさん。 すべて、投稿小説サイトエブリスタで、「入選」または、「優秀作品」に選ばれたものだけを載せた短編集です。傾向と対策にもぜひどうぞ^_^ どの作品も、ハッピーエンドをめざしてます。様々な課題のおかげで、いろんな話が書けました。エブリスタさまには感謝しかないです。 「春はブロンプトンとともに」 奇妙な同居をテーマに書いた、入選作品。 『こんな喜びを知っていたのであれば、あなたは不幸などではなかった』 あまりつきあいのなかった父親の形見で送られてきた折りたたみ自転車、ブロンプトンとの奇妙な同居生活。折りたたみ自転車に全く興味がもてず、もてあましていた万里であったが、風変わりの同僚がきっかけで、初めて乗ってみることに。 折りたたみ自転車を愛する人に捧げる短編！エブリスタで入選もしました！ありがとうブロンプトン。 「もう嘘はつきたくない」 今日は特別な日だ、から始まる作品で優秀作品に選ばれました。 幸せなはずの結婚式の日。譲は、美しい花嫁に別れを告げようとする。誰のために。なんのために。それは譲だけしか知らない秘密のために。 「パブロフの犬は雨の日に恋を覚える」 「雨」で優秀作品に選ばれました。 雨が降ると条件反射で彼女に会いたくなる。某コーヒー店の、店員さんと無骨な大学生の、不器用な恋がはじまるまでのお話。 「いつかの君と読む物語」 「一冊の本」がテーマで、優秀作品に選出されました。 本好きで、恋愛苦手な超カタブツ女子高生が親友の恋に巻き込まれるお話。ひとの目を気にしてばかりで、自分の気持ちを表現できないすべての人に読んで欲しいです。 「千代子の恋」 「チョコだと思ったら」で優秀作品に選出されました。 今日はバレンタインデー。期待に胸をときめかせて歩いていた高校生、悟を呼び止めたのは、女子高生ならぬ、80オーバーの千代子だった。そして明らかになる千代子の恋は、悟の人生を大きく震わせる。道行くどんな人にも秘めた恋があり、叶わなかった願いもある。