《あらすじ》
その国には古くより竜が棲み、宝物のかわりに物語を枕に眠るという。
されども北の果て、〈琥珀樹海〉を臨む地には偉大なる竜の恵みも届かない。
湖上の神殿に暮らす神官ばかりが、その栄華をしらしめる。
クロイツは彼の地に暮らす神官見習いであるが、あるべき姿には興味がない。
かわりに彼が求めるのは、いずれもっとも偉大な獣として、己の名を残すこと――
《仕様》
A6/292ページ(表紙含まず)/カバーつき
装画:栴香様
《試し読み》
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892104208