小嘘つきの大細工2
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―滅びに抗い大義に嘯く。白刃に流るるは誰が血か。― 無情なチャイムは二人のささやかな「当たり前」をぶち壊す。凛果を贄として捕らえ殺そうとする神主の追撃から逃げる二人。たかしの身を案じる凛果は戦うことには反対だ。「あんたはどうしてここまでするの?」凛果の問いにたかしは分かんねーやとあっけらかんと返すだけだった。逃げた先たかしの実家で二人は束の間の安息を得る。だが凛果の界を臨む瞳は夢ではない滅びの未来を確かに見据えていた。追ってきた神主との戦いの中重傷を負ってしまうたかし。「ひとりにしないで」昏迷状態の中見た夢でたかしは今一度凛果に問われる。「どうして――」たかしは今度こそ答えようとする、「そんなの決まってるだろ、オレは最初から…」 192P(フルカラーカバー表紙付)、A5、17㎜
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