人は町より出でて森より深し
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柳生×仁王/A5二段組58P/全年齢対象/第15回全国大会GS発行 本文サンプル https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11950793 〔あらすじ〕 森の奥のさらに奥、侵入を拒むような鬱蒼としたところへ暮らす生き物を、人間は「魔女」と呼称した。その魔女は人の男によく似た形をして、何かに化けるのが得意で、魔女の仲間(と呼ぶには薄い繋がりの間柄)からは「仁王」の名で呼ばれていた。 山の麓の小さな田舎町で、終わらない冬と飢饉、さらに不幸な事故が重なった年のこと。誰かがそれを魔女の呪いと言ったとき、生まれて三年たったばかりの町医者の長子は、家族に別れを告げて森へ消えていった。医者の家は「柳生」と言った。 かくして、要求した覚えもない生贄は、魔女の自宅前へ転がっていた。魔女は、玄関先で腐られるのも面倒だ、と思った。非常食くらいにはなるだろう、とも思った。 魔女の仁王くんが人間の子どもを拾ってしまったことに始まる、森と麓の町のひと騒動のお話。 <attention> ・魔女と呼ばれていますが、性別の転換はありません。 ・原材料に赤柳は含まれませんが、同じ脳内で赤柳を含む妄想を生産しています。 <友情出演> 丘の向こうの魔女/柳、悪魔の子と呼ばれた子/赤也、気のいい行商の二人組/ブン太とジャッカル、王立警備隊/真田、大魔女/幸村、たくさんのモブの皆様
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