余白
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余白をテーマにした短編集です。 余白 【見てないだけ】杏修羅 余白には、何も無い。それを知っているから埋めようとする。ただ、本当に余白には何もないのか、余白に意味を見いだせるのは自分だけ。気付く物語。 【勘違いの時間】雪村夏生 好きです、付き合ってください。 この言葉は一体誰が誰に書いた言葉なのか。それを知るためには記憶の余白を使って考えて行かなければならない。すれ違いの物語。 【宇宙の隙間】霹野れき。 いつか、遠くの、幸せな世界。そう思ってた時期もあった。他の惑星で出会った人は、どこか変わっていて、不思議な感じがした。何が起きても動じない。余白を埋める物語。 フリーテーマ 【電車】杏修羅 どこまで行っても真っ暗、何も見えない闇。そこを照らすひとつのカンテラが、少女の目となり色々なものを写し出していく。雰囲気小説。