クトゥルフ神話TRPGシナリオ "火海(Huǒhǎi)"
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『夢に生き、歳を重ね、信じたいが故に、互いを疑う』
■概要(KP向け)
本シナリオは1930年代の上海共同租界を舞台としている。 歴史上で起こった事実を取り入れている部分があり、探索者の判断、また幸運判定の如何によっては、その探索者のこれまでの努力全てが無駄になりうる要素を孕んでいる。 情報整理が重要なため、KPはPLが情報整理に時間を割けるよう時間を配分するとともに、それについてのアナウンスを十分に行うことを推奨する。
シナリオ概要
舞台:1930年代上海租界/シティシナリオ 所要時間:5~7時間 推奨技能:目星、聞き耳、ナビゲート、心理学、人類学、近接戦闘技能 キャラクター作成ルール:当時の文化レベルは1920年アメリカとそう大差はない。基本ルールブックを参照して作成する。
■概要(PL向け)
本シナリオにおいて探索者は2名を推奨し、3名を上限としている。うち1名は物語の中心人物であり、職として探偵を選択する。その他の探索者について制限はないが、探偵の友人・知人として相応の職業を選択すること。 探偵は青門会(チンメンフー。秘密結社を指す。通りよく表現するならチャイニーズマフィア)の一員である。しかし探偵は下劣・下品な者ではなく、フランス租界内における内外調査役として活動する探偵だ。あなたには上司がおり、その上司からの信頼は現在のところ失っていない。 探偵の構える探偵社はフランス租界内にある、高級飯店『泰海筏(タイハイファ)』の三階に構えられている。当然ながら青門会の息がかかる店の上階に居を構える限り、少なくとも些細な危険からは遠ざけられている。転居するにも好きにしていいとは言われているが、金銭の出入りを上司に握られている探偵にとって、それは難しい話だ。 日頃から下階の仕事に従事しているわけではなく、傍目に見れば華やかなる飯店建物の3階に探偵社を構え、優雅に過ごしていると思われているかもしれない。だが探偵社とは名ばかりで、事実は子飼い探偵としての宿舎。犬小屋であり、飼い犬なのだから。 私的な荒事の備えか、膨大な知識か、ただの人足か、弾除けか。探偵は自らの力では及ばないものを補うための協力者とともに、失踪した人物の追跡依頼を「親」から請け負うことになる。
■商品内容
・本文14P(PL向けテキストあり) ・上海市街略図 ・タイトル画像(開始時および終了時) ・重要人物2名の背景