由 -yukari- Vol.2
- ¥ 800
不自youとは自you 純文学、幻想文学、エンタメ、短歌など、メンバーの個性を表現した合同誌『由-yukari-』 Vol.2のテーマは『you』 夕、優、友、幽……好きな漢字に変換して意味を与えるのも自由。あなたと解釈するのも、音で遊んでみるのも自由。 メンバーの想像力の集大成です。 《収録作品一言紹介》 『ゆうかい』笹原いち 《短編:幻想文学》 次々と目の前に運ばれてくる肉料理、肉料理、肉料理…… ここはどこなのか。私はなぜここにいるのか。そしてなぜ魚料理は出てこないのか? 『花を見ること』鈴原さえ 《短編:幻想文学》 台所の隅にうずくまるゾウガメ。ココアの味がする紅茶。 存在しない花の姿が見えた時、私はどこへ行くのだろう。 『あなたの嘘をお茶請けに』亜來 《短編:サスペンス》 ひとつの嘘をきっかけに始まった、少女との秘密のお茶会。 ささやかだが楽しい時間はずっと続いていくと思われたが…… 『誰かへ』柚木ゆず 《短歌》 届かない誰かへと手を伸ばすような、切なさが胸に迫る珠玉の短歌集。 『扉を叩く人』矢口水晶 《中編:ファンタジー》 他者との関わりに悩む主人公の前に現れたのは、屋根裏部屋に潜む不思議な少女・ミミ。 彼女との交流をきっかけに変わっていく、夏のひと時を描く。 『箱入りの生活』浅見幸衛 《短編:サスペンス》 金曜日に隣室から聞こえてくる、ベースの演奏音。それはただの騒音問題と思いきや…… 箱の中に封じられた過去が目を覚ます。 サイズ:B6 ページ:162P